・・・ 般若心経の一節
心を十年後の状態におけば 心配ごとから解放される
<解説>
「般若心経」 の中に 「心無罫石疑」 ということばが出てくる
これは 「心にわだかまりがない」 状態を指す
しかし われわれ凡夫の心の中は まさにわだかまりだらけではなかろうか
たとえば 何か悩みごとがあると 四六時中そのことが頭から離れず
そのために夜もおちおち眠れなかったりする
悩みごとで心がわだかまり とらわれている状態である
だが もし心を十年後の彼方に置くことができたらどうだろうか
心を悩みごとから解放して 自由にしてやるのである
それが 般若の智慧を実践することになる
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文中の 「けいげ」 という漢字は本来の文字ではありません
予めご了承願います
けい=現在使用している文字から 「卜」 をはずしたもの
げ =石へんに疑
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