・・・ 般若心経の一節
知らずに薄氷の上を歩く 危険に満ちた旅が人生
<解説>
車を運転する人ならば あとから考えてゾーッとした経験が 一度はあるはずだ
もう一秒早かったり 遅かったりしたら 命にかかわっていたと胸をなでおろす
しかし今この時間が 「その時」 であるかもしれない
「その時」 を知らないことを 仏教では “無明” と呼ぶ
生死を分かつ境目を知る知恵がないということだ
その知恵とは 運転で言えば無謀な運転
人間関係で言えば 横暴に振る舞い憎しみをかったりすることで
判断力を狂わせることといってもよい
人間の苦しみ 悲しみをわかる心こそが 真の知恵といえるのである
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