つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「好児は 爺銭を使わず」            2010年07月15日 NO・123
 
コウジハ ヤセンヲツカワズ
 
 
教わったことは 自分の頭で消化しないと身につかない
 
 
<解説>
 
企業において 伸びる社員は 「サムシング・ニュー」 があるという
 
つまり伸びる社員は 上司から言われた以外の 自分なりの工夫を加えて
 
仕事をするというのである 教わったことをただ鵜呑みにして
 
それだけをやっていては 創造性も加わらず そこから一歩の前進もない
 
 
この言葉は「大慧武庫」(ダイエムコ) という禅の本に出てくるものであり
 
よい子は親の財産を使わないというものだ
 
これは単に 金銭とか財産だけでなく 先人 師匠の教えを そのまま鵜呑みにする
 
というのが 親の金を使っているということになるのである
 
 
二代目が身上をつぶすのも 親の金を使いすぎて 
 
親の言うことだけを守っているからである
 
だから優秀な二代目社長と言われる人は 他人のメシを食わされたりして
 
親に教えられたこと以外の 「サムシング・ニュー」 をつくり 経営戦略にしている
 
親の良いところは取り入れ 正すべきところは正しているのであろう
 
 
仏法では人の教えに頼りすぎず
 
人の教えを自分の中で消化し応用することをすすめる 
 
言い換えれば 自分なりの価値判断を持つことが 「親の金」 を使わないこと
 
と言ってもよいだろう
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15