つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「空手還郷(くうしゅげんきょう)」         2007年05月15日 NO・047
 
仏性は自分の心の中にある
 
 
 
<解説>
 
人間教育のあり方の根本を端的に表現した言葉である
 
 
宋の国に渡り 悟りを得た道元禅師の帰朝第一声は
 
意外にも 「私は何も得ずに帰ってきた(空手還郷)」 というものであった
 
 
つまり 禅の教えは 仏になる修行ではなく 
 
元来 おのれの内に備わっている 「仏性(尊いもの)」 を再確認するためのもだ
 
と道元は悟った  だから 「手ぶらで帰った」 といったのである
 
 
教育の本来あるべき姿も これと同じではなかろうか
 
子供を勉強の出来る子に育てるのが 真の教育ではあるまい
 
子供の中に本来備わっている 「尊いもの(仏性)」 を引き出してやるのが
 
教育の勤めだと 私は思う
 
 
子供の出来が 良いも悪いも親の責任である
 
部下を活かすも殺すも上司監督者の責任である
 
本来備えた 「良い所を伸ばす」 ことがしつけ教育である
 
基本原則は 「良いところを伸ばす」 と 「悪いところを摘み取る」 の繰り返しである
 
 
親が子供に気兼ねしていたら 子供は益々だめになる
 
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15