つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「出藍の誉れ」                    2007年07月15日 NO・051
 
 
藍は藍よりいでて 藍より青し
 
 
<解説>
 
いくら学問を修め優秀であっても それが実践で発揮されないと無意味である
 
 
禅修行は 「静と動」 がセットになっている 「坐禅と作務」 である
 
この二つのトレーニングの成果を試すのが難解な禅問答である
 
 
難解で とらえどころが無いような修行の繰り返しにこそ
 
静と動のバランスがある故に 心身ともに成長がある
 
子弟が修行道場に入門し 3年5年と修行を重ねていく
 
やがて不思議にも 「風体 ・ 目つき ・ 威圧感 ・ 動じない構え」 が備わってくる
 
 
やがて和尚としての資質を備えてもどってくるのであるが
 
そのときにはすでに親子の感は消えうせている
 
世間で言う 「親離れ子離れ」 に相当する 「程よい距離」 が師弟間に生まれてくる
 
 
弟子が師匠を追い越していくことで 師匠が責任を果たしたことになる
 
これで 「藍は藍よりいでて 藍より青し」 となる
 
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15