つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「三乗十二分経」                 2007年11月15日 NO・059
 
 (さんじょうじゅうにぶんきょう)
 
大切なのは “経典” ではなく その精神である
 
 
<解説>
 
仏教の経典を形式で分類して “三乗十二分経” という
 
 
この経典を 一休禅師は便所紙になぞらえて こう説いた
 
「紙に書いたお経の方が 人間より大事だとは笑止千万
 
この身は 飯も食らえば説法もする この生きた経典(自分)と 不浄をぬぐう反古紙にも
 
等しい経典と どっちが大事か・・・」 と
 
  (一休さんはトンチでユーモラスな小僧だったが 禅師になっては風狂の禅 ・ 型破りな説法が定評)
 
 
贅沢やバクチにより ローン地獄で一家離散ということが珍しくないこの頃だが
 
これでは家(物)が大事か 家族(人)が大事かわからない
 
 
経典も その精神が大事なのであて 経典そのものに価値があるわけではない
 
形にとらわれ過ぎて 結果的に人を犠牲にする
 
こんな風潮が 昨今の現実社会であります
 
 
ものの豊かさを追求するあまりに 人の心を置き去りにして 突っ走っている現代をみて
 
一休さんはなんと説くであろうか?
 
 
「愚かさを気付かない奴が最も愚かじゃ!立ち止まって 己の足元を見よ!」
 
「自分で始末出来ぬなら 口も手も出すな!」 とか何とか・・・
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15