つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「縁」:縁なき衆生は度し難し           2007年12月15日 NO・061
 
 
出会いから 一切が始まる
 
 
<解説>
 
仏は 大慈悲心によって万人を救済してくれる存在だ と仏教は教えている
 
しかし 本当に名も無い一人一人の民全員を救ってくれるのだろうか?
 
 
この疑問に 京都天竜寺の開山夢窓国師は 「仏の能力にも限界がある」 と
 
実にはっきり答えている
 
「仏には一切のことに みな自在を得たまえりといえども
 
  その中に三不能といえることあり  一つには無縁の衆生を度することあたわず
 
    二つには衆生界をつくすことあたわず・・・略・・・」 と
 
 
つまり いかに仏が偉大であっても 縁なき衆生はどうすることも出来ない
 
衆生が仏・心よき人格者に出会い 教えを受ける機会を得てこそ初めて衆生は救われる
 
 
この世には無数の人間がおり これからも次々と生まれてくる
 
過去現在未来にわたって 迷える人間の数は無限である
 
それらの全てを救い尽すことは 不可能なことである と言うのである
 
 
ここで 「縁」 とは 「出会い」 である
 
自分から積極的に出会いを求めなければ 救いは得られない
 
だから どんな些細な出会いも大切にしないといけない ということである
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15