つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「学道の人は自解(じげ)を執(しふ)する〜   2008年04月01日 NO・068
 
学道の人は 自解(じげ) を執(しふ) することなかれ
 
 
どんなに良い考えだと思っても もっと良い答えがある
 
 
<解説>
 
学問の世界は ある意味で大変恐ろしい世界である
 
成果を世間に問うには 完璧か完璧に近いものでなければならないし
 
同学の人の厳しい批判にも答えなければならない
 
その上で 学問は日進月歩であるから 今まで長い年月を掛けて取り組んできた研究が
 
一瞬ののちに反故同然となるかもしれない
 
それゆえ 自分の説のみが正しいと突っ張る態度は良くない
 
といって 自信を持たないのはもっと悪い
 
それゆえ 恐ろしい世界だというのである
 
 
道元禅師は 「正法眼蔵随聞記」 の中で 禅を勉強する人は
 
どんな態度で臨むべきかを 上記の 「学道の人は・・・」 で語っている
 
 
その中で道元禅師は 「一つの説にこだわるな」 といっている
 
「どんな権威のある人の業績でも よりよい説があれば 乗り換えなければいけない」 と
 
学問の厳しさを述べている
 
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15