つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「脱落(だつらく)」                  2008年04月15日 NO・069
 
 
自他の区別から自由になったとき 人は心身ともに さわやかになる
 
 
<解説>
 
「とかくメダカは群れたがる」 とは 平林たい子さんの痛烈なことばである
 
 
私達は 「脱落」 という言葉から 
 
直ぐに 「落伍者」 とか集団生活に対応できない 「無能な人」 を連想してしまうようだ
 
 
しかし 禅者が用いる 「脱落」 は 「解脱(ゲダツ)」 と同じ意味がある
 
つまり 「捨て去る」 こと 
 
一切の執着やこだわり 自他の区別などから 「自由になる」 ことを指す
 
 
脱落すれば 心身ともにさわやかな境地になり まわりの人間と自分を比べて 
 
肩肘はって生きるようなことは無くなる
 
 
若い人には 人世一生とは程遠い先のように感じるであろう
 
でも 10年 ・ 1年 ・ 1日の中にも 「心の句読点」 が必要である
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15