自分には 「よい天気」 でも 他人には 「悪い天気」 のことがある
<解説>
天気予報で、気象庁の人が ある時
「きょうは雨が降って あいにくの天気です」 といったところ
傘屋の主人から怒られて、やはり反省したらしい
もちろん報道は見る人の 「最大公約数的なものを想定し」 それに基づく放送をするから
「雨はあいにくの天気」 であろう
国民の全てに通ずる客観的な言い方もあったはず?
道元禅師は 「善悪と云うこと定め難し・・・」
「世間はきれいな衣服を着るのが良しと言う」
「汚れた衣服を着るのが悪しと言う」
「仏法は逆を言う」 「かくの如く一切のことにおいて皆しかり」 と云われた
要するに 立場が変われば判断の基準も違うという
自分の考えは絶対だと考える人がいても
立場が変われば全く別の考えを絶対だという人がいる
気象庁の人の言い方も、確かに配慮に欠けていたかも?
しかし、傘屋の主人も、別に怒ることも無い
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