つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「多生の縁」                    2008年06月15日 NO・073
 
 
いまこの場の出会いも 過去 ・ 未来につながる出会いである
 
 
<解説>
 
「旅の恥はかき捨て」 ということばは 人間の 「縁」 を無視した暴言に近いものである
 
本来人間は どこまでいっても 「袖振り合うも多生の縁」 なのである
 
「多生」 は 「他生」 とも書き 若干意味が異なる
 
 
旅先で人とほんのわずか袖が振れ合う縁でも 
 
今の自分が長い間生まれかわり 死にかわりしてきたからで
 
双方前世からの浅からぬ因縁で結ばれている というのが 「多生」 だ
 
一方 「他生」 は 「未来に対する縁」 のことだ
 
つまり来世でも現在のように出会う間柄を意味する
 
いずれにしても 「今の縁を大切にせよ」 という教えなのである
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15