口は悪口 告げ口のために あるのではない
<解説>
口を開けば 人のうわさや悪口
ものを食べれば まずいの何のとケチをつけたがる人に
「三匙の偈」 をよく味わってもらいたい
宋代の禅僧が提唱し 現代の日本でも禅道場では 食事のときに これを唱える
(口語訳 : 「偈」 とは詩である)
「一口食べては一切の悪をしないように心がけ」
「二口食べては一切の善をすすんでなし」
「三口食べてはもろもろの衆生を救うことを考える」
「そして皆が共に仏道を成ずることに努めよう」
口とは悪口を言うためにあるのではない そのことを噛みしめたい
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