つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「乞食(こつじき)」                 2008年07月15日 NO・075
 
 
人は自分の稼ぎで食べているのではなく
 
見えない施しで食べさせてもらっている
 
 
<解説>
 
乞食(こじき)が 無為徒食のタカリに堕ちたのは 後の世のことで
 
釈尊の時代は違っていた 乞食(こつじき) は托鉢のことで
 
釈尊も乞食(こつじき) をして糧を得たのである
 
 
昔 インドでは 老後はあらゆる執着を捨て 諸国を歩き回ることが理想とされた
 
その場合 日々の糧は托鉢によって得る
 
ここから転じて 乞食といえば修行僧を指し 人々から尊敬されこそすれ
 
卑しまれる行為ではなかった
 
 
毎日の糧は 自分の働きがあるからだと思っている現代人は
 
自分もまた他人に 目には見えない施しを与えられていることに気付かねばならない
 
 
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15