つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「汝のために安んぜしめん」           2008年08月01日 NO・076
 
 
悩みはありもしない「心」 に とらわれることから生まれる
 
 
<解説>
 
達磨大師といえば インドから中国へ禅を伝えた高僧で 中国禅宗の初祖とされる
 
その達磨の弟子となったのが 慧可(えか) である
 
彼は 自分の求法の決意を示すために左腕を断ち 達磨に差し出した
 
 
その後 慧可は 「悟りをひらいた安らかな心になれるよう お導きください 」 と
 
達磨に願い出た
 
すかさず達磨は 「お前の心をここにもってこい それが出来たら安らかにしてやろう」
 
といった
 
しかし 「はい これです」 と差し出せる 「心」 などあるはずがない
 
形の無い 「心」 に囚われる慧可にたいして この一言で悟らせようとした
 
 
慧可は 「心は とらえようがないので もって来れない」 と答えた
 
達磨は 「これで汝の心を安んぜしめることが出来た」 といった
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15