<参考書籍>
・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
など、 主要新聞記事を含む
「死中の活」 2008年11月01日 NO・082
とっさの行動の中に 無心の境地がある
<解説>
火事場の馬鹿力ということがある
追い詰められると理屈で説明できないような力を出すのが人間だ
だから 絶体絶命のピンチは 悟りにとってはむしろ願ってもないチャンスということになる
「死中に活を得る」 は まさにそんな状況をあらわした言葉だ
とっさの行動が あとで考えると最善の手順で行われていたということは よくあることだ
下手な考え休むに似たり 危急のさいには分別を働かせる暇がない
自然に無心になれるわけだ とらわれない心が悟りの第一歩である
最終更新日:2010/11/15