つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「迷故三界城(めいこさんがいじょう)」〜   2009年02月15日 NO・089
 
「迷故三界城(めいこさんがいじょう)」 : 迷うときは三界有なり
 
「悟故十方空(ごこじっぽくう)」 : 悟りし後は十方空なり
 
 
ビクビクするよりも 開き直ってしまえ
 
 
<解説>
 
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」 というように
 
心の迷いは とかく ありもしないものの幻影をちらつかせる
 
 
競馬にたとえるのは不謹慎かもしれないが 馬券を買うとき あまり迷うと 
 
とても勝てそうに無い馬が 「もしかして 勝つのではないか?」 と思い
 
あれこれと手広く買ってしまう
 
結果は あっさりと本命が勝って はい終了ということになる
 
 
ビクビクしていると何もかもが怖く思えるが 
 
悟ったのちは同じものをみても 空に見える
 
なんだ大したことは無かったと恥ずかしくなる
 
開き直れば怖いものは なしということである
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15