つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「覚者は安らかに眠る」             2009年03月15日 NO・091
 
 
眠らなければと思うと ますます眠れなくなる
 
 
<解説>
 
経験がないから実感ではわからないが 不眠症というのは辛いらしい
 
「今日こそ眠ろうと布団に入るが何時間も眠れない 本当にみじめだ」 という
 
祇園精舎を寄進したスッダは 初めて釈尊に対面したとき
 
「昨夜は安らかにおやすみになれましたか」 とたずねた
 
釈尊は 「悟りをひらいた者は一切に貪りを離れ 心が清らかだから どんなところでも
 
安らかに眠れるよ 」 と答えられた
 
 
即ち 「覚者は安らかに眠る 」 である
 
心に悩みがあっては 静寂な眠りは得られまい 不眠に悩む人は 眠ろうとするよりも
 
先ず自分の心の中を整理して かかずらわっている煩悩を 見極めることだ
 
日頃の煩悩を とるに足らんと洗い流すことができるなら
 
おのずと安らかな眠りが訪れるはずである
 
 
「悟った人に不眠症なし」 である
 
 
 


ホーム 寺の紹介 掲示伝道 T仏・心・命 U安らぎ・感謝
V勇気 W躾・教育 X自然・その他 つじ説法 和尚の小話
お経の話T お経の話U 地域活動 花あるばむ 年間行事
永代供養 墓地案内 日切地蔵 リンク集 お知らせ


最終更新日:2010/11/15