つ じ 説 法

 
           <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」  佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」  ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
                          
                                  など、 主要新聞記事を含む
 
 
   何の用(ため)ぞ                      2016年09月01日 NO・270


出世のため家族のために生きることが
人生を空しくする



<解説>

出世のため 家族のためと わたしたちは           

「何かのために」生きようとする 結局は 何のためか


一心に語録を読みふける修行者・道元に 一人の禅僧が問う

「語録を見るは 何の用(ため)ぞ」「古人の行いを知るため」           

「何の用(ため)ぞ」「郷里に帰り 人を導くためだ」

「何の用(ため)ぞ」「人々を利益(りやく)するためだ」           

「畢竟(ひっきょう)して(結局のところ)何の用(ため)ぞ」           

ここまで追い詰められ 道元はことばを失ってしまう           

以後 道元は語録を開かず 只管打坐(しかんたざ)=坐禅に徹した

「ためにする」ことの 何とちっぽけで 空しいことか









 
 
 
  


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最終更新日:2016/09/01