つ じ 説 法

 
           <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」  佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」  ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
                          
                                  など、 主要新聞記事を含む
 
 
   滴水滴凍(てきすいてきとう)           2015年09月01日 NO・246


悩みは それ自体がわるいのではな
あとに残すのが悪い



<解説>

人間は 怒り 悩み 妬みなどの「妄想」を絶えず  

持ちながら一生を終えていく 逆に言えば           

こうした妄想を起こすことが 生きている証でもある           

しかし いったん心に芽生えた妄想を

あるにまかせて持続させるのでは あまりにも貧しい


禅には「滴水滴凍(てきすいてきとう)」ということばがある           

一滴の水が たまるのを待たず凍る様をいう 一転して

心に生まれた妄想をいつまでもくすぶらせることなく

そのつど 浄化させよという意味に用いる

こうしてドライフラワーと化した妄想は 自分の心の内を

客観的に見る格好の鏡となるのである








 
 
 
  


ホーム 寺の紹介 掲示伝道 Ⅰ仏・心・命 Ⅱ安らぎ・感謝
Ⅲ勇気 Ⅳ躾・教育 Ⅴ自然・その他 つじ説法 和尚の小話
お経の話Ⅰ お経の話Ⅱ 地域活動 花あるばむ 年間行事
永代供養 墓地案内 日切地蔵 リンク集 お知らせ


最終更新日:2015/09/01