世の中 気の合う人間ばかりなら平和だが そうもいかない
会社でも町内でも いたるところに憎らしい相手ができるのが
人間社会のつねである
「人を憎んではなりません」と逃げを打つ道学者や宗教者は多いが
釈尊は すばり「にくい相手に出会うのは“苦”である」と
人間の真実を真正面から認めた もしかりに 好きな人間ばかり集めてみても
やはり その中ににくい相手が出来てしまう
だから 私たちは 人を憎みながら生きるほかない
ただ それにこだわってはいけないのだ
こだわると憎しみが 陰にこもる サラリと憎むのがよい