つ じ 説 法

 
           <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」  佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」  ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
                          
                                  など、 主要新聞記事を含む
 
 
   南泉斬猫(なんせんざんみょう)          2015年02月01日 NO・232


“答え”は それぞれの人が 考えるものである
 
  
<解説>

「南泉斬猫(なんせんざんみょう)」は 禅語「無門関(むもんかん)」に出てくる公案である

あるとき一匹の猫を前にして 修行僧どもが何やら議論をしていた

そこへ南泉が来て言った

「だれでもよい この猫のために何か言え 正しいことを言えば猫を救ってやる           

何も言えぬなら斬ってしまうぞ」

だが ひとりとして声がなく 南泉はやむなく猫を斬った

この後 南泉の高弟である趙州(じょうしゅう)が外から帰り 話を聞くと

履いていた草履を頭に載せて黙って部屋を出ていった

これを見て南泉は「あいつがいれば 猫を殺さずともすんだものを」とつぶやいたという







 
 
 
  


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最終更新日:2015/02/01