つ じ 説 法

 
           <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」  佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」  ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
                          
                                  など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「乾屎橛(かんしけつ)」                2014年04月15日 NO・213


思い込んでしまうと 本当の姿がわからなくなる
 
  
<解説>

かつて 日本人の大多数は オウム真理教の麻原彰晃は有罪になるだろうと考えた

やはり予想通りに死刑判決がくだり確定した

一方で 過去の死刑判決がくつがえされて再審無罪となることもでてきている

刑法に 「何人にも有罪の判決があるまでは無罪であることを推定される」 とある以上

裁判所が判決するまでは 一被告にすぎず 心情や感情だけで

我々が 「有罪だ 無罪だ」 と考えるのは思い込みにすぎない


似たような論理で 人がいくら仏をありがたいといっても それを鵜呑みにして

盲目的にありがたいと思うのは 「とらわれ」 である

中国の唐代の末頃 禅僧・雲門に ある僧が 「仏とは何か」 とたずねたとき

雲門禅師は その僧の思い込みと とらわれを戒めるため           

わざと糞をすくうヘラ・乾屎橛(かんしけつ)のようなものさ と言ったという




 
 
 
  


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最終更新日:2014/04/15