つ じ 説 法

 
           <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」  佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」  ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
                          
                                  など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「三輪空寂(さんりんくうじゃく)」           2014年03月01日 NO・210


贈答は差し上げることを 喜ぶ心で行なえ
 
  
<解説>


他人に物を差し上げるというのは案外むずかしい つまらないもので肩身が狭いとか

下心をかんぐられるのではないかなど さまざまな思惑がからむからだ


僧の托鉢は 施す者も 受ける者も そして物自体もすべて無心という

「三輪空寂(さんりんくうじゃく)」 の行いである


そこには邪念の入り込む余地はない

施す者は ただ物への執着の一部を 捨てることのできることを喜ぶのだ

つまり 布施は自らのためにする行為であって

相手の気持ちを忖度(そんたく)しない           

だからこそ 受ける者も 無心に受け取ることができるのである







 
 
 
  


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最終更新日:2014/03/01