つ じ 説 法

 
           <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」  佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」  ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
                          
                                  など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「総而(そうじ)娑婆というものは 互いに助け合うて過ぐるなり」   2013年12月15日 NO・205


ひとはだれも 世間のおかげで生きている
 
  
<解説>

「仁王禅」で有名な鈴木正三が 正月に別の禅院を訪れたとき

家々を回って祝儀をもらう万歳がやってきた           

その禅院の主人は 「もう前に何人もきたから帰れ」 という

正三は これを聞いて 「総じて世間というものは 互いに助け合って過ごすもの

わたしも世間のおかげで生きているのに 人をそうさせないというのはおかしい

わたしも十銭を出すから どうか万歳をやらせてやってくれ」 といった

主人は おおいに感心して 万歳に舞うことを許したという

禅といえば 悟りすました娑婆っけのないものという印象があるが

実は 人情の機微を尊ぶものだ






 
 
 
  


ホーム 寺の紹介 掲示伝道 T仏・心・命 U安らぎ・感謝
V勇気 W躾・教育 X自然・その他 つじ説法 和尚の小話
お経の話T お経の話U 地域活動 花あるばむ 年間行事
永代供養 墓地案内 日切地蔵 リンク集 お知らせ


最終更新日:2013/12/15