つ じ 説 法

 
           <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」  佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」  ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
                          
                                  など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「龍譚滅燭(りゅうたんめっしょく)」         2013年10月15日 NO・201


お化粧しても 女性自身が美しくなるわけではない
 
  
<解説>

徳山という僧が 龍譚禅師のもとから帰ろうとしたとき

外はすでに真っ暗だったので 龍譚に灯りを乞うた

龍譚はろうそくを持ってくるが

徳山に渡す瞬間に フッとこれを吹き消した

このとき 徳山はたちまちにして悟ったという

つまり ろうそくの灯りをもらって凡人は明るくなったと思うが

明るいのはろうそくであり 外の暗さはそのままだった

暗さは暗さ それを 「明るい」「暗い」 というのは 人間の心なのである

徳山はそのことを悟った

女性は化粧をして美しくなれると思う

しかし 化粧はその女性自身を美しくしたわけではないのだ







 
 
 
  


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最終更新日:2013/10/15