<参考書籍>
・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
など、 主要新聞記事を含む
「至道の極 昏々黙々(
しどうのきょく こんこんもくもく
)」
2013年07月01日 NO・194
百万語を費やしても 一瞬の沈黙にはかなわない
<解説>
わたしたちは ことばに頼るあまり 言葉を無駄使いしていることが多い
中国古代の思想家荘子は 「至道の極 昏々黙々」 と言い
深い沈黙こそ 心理を表現する最上の方法であると述べている
あるとき 釈尊の弟子たちが集まり 雑談に花を咲かせていた
そこへ釈尊が来て 「何の話をしているのか」 と訊いた
弟子の一人が答えると 釈尊は言った
「御身らが集まっているときには なすべきことが二つある
法(おしえ)について語り合うことと 聖なる沈黙をまもることだ」 と
真に価値あることば以外は 沈黙にまさるものはない
最終更新日:2013/07/
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