つ じ 説 法

 
           <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」  佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」  ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
                          
                                  など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「死ぬ時節には 死ぬがよく候」          2013年06月01日 NO・192


災難にあったときも ジタバタしない
 
  
<解説>

文政11年(1828) 越後地方に大地震が起き 1400人余の死者が出た

罹災者のひとりだった良寛和尚さまは 知人宛に自分の無事を知らせて このように書いた

「しかし 災難に遭う時節には 災難に遭うがよく候 死ぬ時節には 死ぬがよく候

是ハこれ災難をのがるゝ妙法にて候」

災難にあえば わたしたちは クモの巣にひっかかった虫のようにジタバタする

もがいたってどうにもならないことを知りつつ ジタバタせざるをえないのだ

そこに 凡人の愚かさがある

災難にあったとき 災難にあってよかったのだと思うのが仏教の悟りといえよう





 
 
 
  


ホーム 寺の紹介 掲示伝道 T仏・心・命 U安らぎ・感謝
V勇気 W躾・教育 X自然・その他 つじ説法 和尚の小話
お経の話T お経の話U 地域活動 花あるばむ 年間行事
永代供養 墓地案内 日切地蔵 リンク集 お知らせ


最終更新日:2013/06/01