<参考書籍>
・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
など、 主要新聞記事を含む
「成仏過程」
2013年05月15日 NO・191
生きる懊悩(おうのう)は 真の安逸へ通じる過程である
<解説>
人として生きる苦しみは 真理を求める心から発する
なぜ生きるのか 死とはなんぞや
現代人の心は複雑になり 妄想も多い
神仏にすがる単純さを失ったのは不幸なことかもしれない
わたしたちは不安の時代に生きているのである
ただし 盲目の安逸だけを求めるのなら 豚の方がずっといいのではないか
煩悩懊悩(ぼんのうおうのう)は永遠の責め苦ではなく
成仏過程 つまり人格の絶対完成の過程であると 慈雲尊者(じうんそんじゃ)は教えている
現代人よ 大いに迷うべし それは真の安逸に通じる不可避の悶えだ
最終更新日:2013/05/
15