つ じ 説 法

 
           <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」  佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」  ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
                          
                                  など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「流れに随(したが)って去れ」          2013年04月01日 NO・188


もっとも簡単な方法の中に 難問解決のいちばんよい方法がある
 
  
<解説>

ある禅僧が山の中で老僧に会った この山に住んでどれくらいたつかと聞いたところ

山が青くなり黄色くなるのを見てきただけで 何年になるかわからないと答えた

そこで禅僧が この山を出るにはどう行ったらよいかとたずねると

老僧はただ一言 「流れに随(したが)って去れ」 と答えた


山の中で道に迷ったときは 川の流れに沿って歩けばいい これが原則である

このことさえわきまえていれば あわてることはない

まっ青になって右往左往すると かえって迷路へはまりこむばかりだ

むつかしく考えることはない


ところがわれわれは 困難な問題に直面すると どうしてもむずかしく考えすぎる

冷静に考えれば案外単純な問題なのに 複雑化してしまう

どんな複雑そうな事がらでも単純化するのが 問題解決の根本原則なのだ

困ったときは むずかしい方法を考えるよりも簡単な方法を考えよ


失敗して叱られたときも あれこれ言い訳をしていると余計にこじれてくる

きっぱりとあやまってしまえば きれいにおさまるものである






 
 
 
  


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最終更新日:2013/04/01