つ じ 説 法

 
           <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」  佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」  ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
                          
                                  など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「如夢幻泡影(にょむげんほうよう)」       2013年01月01日 NO・182


恨むも恨まれるも この世のことにすぎない
 
  
<解説>

凡愚がうごめく浮き世では 人が人の足を引っぱったり つまらぬ争いの絶え間がない

やられた者はやり返し 恨みは積もるいっぽうである


夢窓国師(むそうこくし)は あるとき酔っ払いに撲られ 額を割られたことがあった

こらしめてやろうと気負い立つ連れの者を静止して

「打つ人も打たれる人も如夢幻泡影(にょむげんほうよう)如露亦如電(にょろやくにょでん)」

と言った


しょせんは 撲るも撲られるも うたかたの世の出来事 取るに足らんことだわい

というのである

われわれ凡夫も 願わくば このくらい泰然としていたいものだ           

                     





 
 
 
  


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最終更新日:2013/01/01