<参考書籍>
・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
など、 主要新聞記事を含む
「善悪は縁に随いて起こる」
2012年12月01日 NO・180
静かな環境も勉強する気のない者には 退屈なだけである
<解説>
「孟母三遷」 ではないが 環境には確かに無視できないものがある
しかし 一口にいい環境 悪い環境といっても その判定はむずかしい
というより 同じ環境でも 人の心との関係で 良くも悪くもなるのである
道元禅師はこう言っている
「善悪は縁に随いて起こる 喩へば 人 発心して山林に入る時は
林下は良し人間は悪しとおぼゆ
亦 退屈の心にて山林を出る時は 山林は悪しとおぼゆ」ーーー
修行しようと決心して山に入れば山はいい環境である
しかし 退屈の心 気紛れの心では 山は耐えられない環境だ
最終更新日:2012/12/
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