つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「浄土」                       2012年01月15日 NO・159


死んだらどこへ行くかを考えるのも 充実した生を生きる方便である
 
  
<解説>

わたしたちが充実した人生を送りたいと願うのは やがて死ぬべき運命だからである

人生はやりなおしがきかない

死を意識すればするほど 生をたいせつに思う気持ちも強まってこよう

しかし 抽象的に死を考えつめていたのでは ノイローゼになりかねない

ポリネシアの原住民は死ぬ前に 思い思いの星を指差して

「自分が死んだら あの星に住みたい」 と言うそうだ

オリオンの好きな人はオリオンを スバルの好きな人はスバルを である

すばらしい死に方だとわたしは感心する


仏教徒は 「西方弥陀の極楽浄土」 を自分の死後の行き場所と決め かたく信じているべきである

浄土とは仏さまの国 仏国土のことである

そんな素晴らしい国へ生まれ変われるよう 現世をしっかりと生きるのが仏教徒の生き方である


わたしたちは死んだらどこへ行くのか 考え悩むのではなくて

自分の意思で具体的に決めておくのも 生を充実させるひとつの方便になると思う





          
 
 
 
  


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最終更新日:2012/01/15