絶体絶命のピンチなら そのまま仕事を続ければいい
<解説>
大慧(だいえ)禅師が あるとき尻にできた はれものを医師にみせたところ
「これは大事のものだ」 と言われた そこで禅師は 「大事のものというが 死ぬほどか」 と聞いた
医師は 「死ぬほどだ」 と答えた 禅師は 「どうせ死ぬのなら もっと坐禅しよう」と坐り続けた
すると 尻のできものは はれつぶれてなおってしまったという
わたしたちは 死ぬほどの病や絶体絶命のピンチでは へなへなとなって働く気力がなくなる
しかし 大慧禅師のように開きなおって平常心を失わねば ことは意外な解決を見せることもある
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