平々凡々な生活が いちばん幸せである
<解説>
人間とは贅沢なもので日常生活に変化がないと退屈を覚えてくる
せっかくの休日だというのに 忙しく立ち働かないとなんとなく落ち着かない
たまの休みの日くらい 腹がへったら飯を食い 眠くなったら寝るという気ままな生活を送ったらいいと
思うのに そうはいかないらしい
どうやらわたしたちは 禅でいう「休歇(きゅうけつ)」(気ままなこと)をどこかに忘れてしまったようだ
「如(し)かず 無事にして休歇し去らんは 飢え来たれば飯を喫し 眠り来たれば眼を合す
愚人は我を笑す」
ごろ寝の亭主を笑う女房は 愚人である
|