つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「よしあしの葉をひっしひて夕涼」        2010年05月15日 NO・119
 
 
左右のちがいにこだわらないのも 真ん中を行くのも同じことである
 
 
<解説>
 
白隠禅師に 「達磨夕涼」 という画と賛がある 
 
その賛が 「よしあしの葉をひっしひて夕涼」 である
 
また白隠と同時代に仙涯(せんがい)という禅者がいるが
 
彼は 「よしあしの中こそよけれ夕涼」 と葦(よし)の絵に賛した
 
どちらも似たようなものを詠んでいるが そこにはだいぶちがいがある
 
 
よし(葦)は大阪 あし(葦)は東京の呼び方である 
 
これを善し悪しにひっかけたものである
 
白隠は 善し悪しを超越し 仙涯は善し悪しの中道をとった
 
どちらがいいかはあなた自身が決めることだ
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15