命じられた仕事は長く 自分で始めた仕事は短く感じられる
<解説>
学生時代 好きな科目の時間は短く 嫌いな科目は長く感じられた
同じ一時間なのに何故だろうか?
仏教の根本でもある 「相依性」 を持ち出すと これは直ぐわかる
取組む物事自体の作用では起こりえないが
相手や環境などに依存して起こるものである
相対的なこととして起こるのである
つまり 「相手に依り起こる性分」 である これを 「相依性(ソウエセイ)」 という
だから時間にしても それ自体絶対的なものでなく 相対的なものであり
自分が好きな仕事をやるときは短く感じる この時は 「無心になって」 打ち込んでいる
この 「無の心の状態」 があるからできる
この考え方を延長すると 「空」 となれるはずで この拘らない 「空」 を
いかに生み出せるかで 自分の時間に 「無」 から 「有」 を創造できる
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