つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「諸行無常(ショギョウムジョウ)」        2006年02月15日 NO・017
 
すべては刻々と変化するから 一瞬たりとも おろそかに出来ない
 
 
 
<解説>
 
昨日元気で話した友人が交通事故で死んだなどと聞くと 誰もが 「無常だなあ」 と感じる
 
死はいつやってくるかわからない 生命は短く 人生ははかない
 
「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり・・・」
 
あの平家物語の一節を思い浮かべるのも こんなときである
 
 
しかし 「諸行無常」 という仏教語は 本来まったく別の意味をもつ
 
「無常」 はサンスクリット語で 「永遠でないもの」 を指し
 
「諸行無常」 は 「われわれを取り巻く事物は すべて刻々と変化する」 の意味
 
 
人間を含め 生きとし生けるものはもちろん 物質ですら絶え間なく変化する
 
生じたものは必ず滅ぶ
 
「万物は時の流れとともに移って行く・・・」 という事実を淡々と述べているに過ぎない
 
 
だから仏教者は 「無常」 から出発して 次のように説く
 
人間の生命には限りがある 限りがあるからこそ 生命は大切にしなければならない
 
また 人間を含めて全ては刻々と変化するから 
 
一瞬たりとも おろそかに出来ない・・・と
 
 
 
 


ホーム 寺の紹介 掲示伝道 T仏・心・命 U安らぎ・感謝
V勇気 W躾・教育 X自然・その他 つじ説法 和尚の小話
お経の話T お経の話U 地域活動 花あるばむ 年間行事
永代供養 墓地案内 日切地蔵 リンク集 お知らせ


最終更新日:2010/11/15