(ズイショに シュと ナれば リッショ ミナ シンなり)
・・・臨済録
どんな場所でも 住めば都である
<解説>
春ともなると サラリーマンには気になる転勤昇格異動のシーズンで
いやなところに飛ばされたとか 単身赴任させられたと悩む人もいる
さて 4月にそうなった人も少なくないであろう
1カ月半が経過して その心境やいかに・・・?
古来より 島流しの例は枚挙にいとまが無いくらい多い
都を恋い焦がれつつ死んだ人も少なくない
だが 仮にそうなっても嘆くにはあたらない と禅者は教えている
臨済録曰く 「汝 且く 随所に主と作れば 立処 皆 真なり」 と
どこであれ 自分が主人公となれば 君が立っているところは すべて真実だ!
「精一杯そこで自分を生かしてみよ」 という
「鳥も通わぬ山なれど 住めば都よ わが里よ」 と世話尽にもいう
さて 過去をいつまでも引きずらずに そろそろ この心境を覚悟できた人が何人いるか
筆者も 自ら手を上げて 3年半の単身赴任をしたことがある
新たな出会いがあり 実に意義ある経験が出来た
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