つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「般若(はんにゃ)」                2006年06月01日 NO・024
 
・・・ 般若心経の一節
 
 
ほんとうの知恵は 悪用されることはない
 
 
<解説>
 
 
 
行き着く所には必ず 「究極の智慧」 があり 
 
何者にも左右されない 「直観力」 が創造される
 
 
空巣は たんすを開ける時は必ず下段から開けていく
 
上段から開けると 次の段を開けるのに都度閉める手間がかかる
 
雨戸がきつく音が出るときは水を流して静かに開ける
 
空巣には空巣の知恵があるというが 悪事の知恵など本物ではない
 
感心などする必要は全くない 単に日常経験則の知恵に過ぎない
 
 
冬の寒さに耐えるにはどうするか― 己を寒殺すること
 
夏の暑さに耐えるにはどうするか― 己を熱殺すること
 
この二つの公案 (禅問答の課題) に対する答えは
 
「おのれが寒さから逃げず 同化する」
 
「おのれが暑さから逃げず 同化する」 という程の意味である
 
 
日常的なこまごました知恵ではない
 
寒暑を通り過ぎた先には本質的な叡智が生まれる
 
この叡智のことを 「般若」 という 
 
サンスクリット語の 「パンニャー」 を漢字に音写して 「般若」とした
 
 
修行僧の道場生活は ひたすら知恵を磨き続けて
 
やがて本物の智慧を体得する  禅とはそんな宗教である
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15