「今を生きる」 : アルバム 「起承転結10」 の一曲目 「エゴイスト」 より
千春さんは
* 「過去の反省はしても こだわるな」
* 「未来に希望はあっても 夢ばかり追うな」
* 「今日の現実を大事にしろ」 と
折に触れてトークされるが エゴイストの歌詞にも出ている
仏教 ・ 特に禅の教えには 「今の一時に生きる」 がよく取り上げられる
「一時が如何とも出来ず 一生に成仏ありや」 (つじ説法: NO.002参照) である
千春さんの友人に寺の住職さんがおり また千春さんの実姉が 数年前に他界
されたが その時期頃からか? 「死生観」 についてのトークをされることがある
2004年の秋のツアーでも 「輪廻転生 ・ 六道について」 ひらたく語っていた
<千春さん曰く>
「前世の因縁が現世の姿に 現世の因縁が来世の姿へとグルグル順送りされる」
「今現在が 人としてどう生きているかが大事だろうが」
「今の生き様が 死んであの世に行くとき 七日毎に七回審査を受けるんだ」
「これが四十九日のいわれだぞ」 「だから一日一日を精一杯生きろよ」
「その生き様で 収まるところが6つ (六道) あると言うわけ」
* 天上道(極楽) * 人間道 * 修羅道 * 畜生道 * 餓鬼道 * 地獄道
「七回の審査の結果 この6つのどこかに収まるんだって」
「閻魔さんがお決めになるからな お前らはもう手遅れかもね? えへッ」
「お寺とか火葬場には六地蔵さんがあるだろう これが六道のしるしだから」
「せめてお目にかかったときには ちゃんとご挨拶したらいいかも?」
<住職から>
いやはや 実に明快なる千春語録でございました
皆さんは お年寄りから地獄 ・ 極楽の二極を教えられ
しかも あの世のことと思いきや この話は現世を戒める教えである
死んだら誰でも 100点満点の仏になれる (成仏) これは保証されている
六道は全て 現世の人間としての生き方で 日々おかれる姿である
人間は誰も50点 (長所) があり この長所を生かし残る50点 (短所) を抑える
努力が 「今日一日を精一杯生きる」 意味です
この話 「お経の話 : 坐禅和讃」 のコーナーで詳しくお聞かせしましょう
2005年7月

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