つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「竹に声を留めず」                2010年08月15日 NO・125
 
心の執着をなくせば 精神的動揺はくいとめられる
 
 
<解説>
 
上司からの叱責のことばが気になり 夜は眠れず 
 
翌日は 職場でも心ここにあらずでミスばかりする こんなことでは困る
 
悟りを得て 心を執着から解き放った人には このようなことはない
 
 
「風 疎竹に来る 風 過ぎて竹に声を留めず」 (菜根譚・サイコンタンより)
 
すなわち 風がまばらな竹林に当たれば 一時は葉がサヤサヤと音を立てる
 
しかし 風が過ぎれば 音はピタリとやむ
 
同様に悟れる者は 何か事が起きたとき心が動くが 
 
すぐもとの平常心に戻り いつまでも執着しないのである
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15