つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「切に志を発する人 速やかに悟りを〜」    2010年10月01日 NO・128
 
切に志を発する人 速やかに悟りを得るなり
 
 
事を成すのは 才能ではなく意欲と努力だ
 
 
<解説>
 
人間はみな平等で 頭のよしあしにも差がないと言われても だれも信用しない
 
学校の試験から 仕事の成績まで 頭のいい相手にはかなわないという経験がある
 
本当にそうだろうか
 
 
道元禅師は 「身をも損じ 命をも失するほどの大事出で来る時は 
 
               誰人も才学念頭を廻すなり」 と言い
 
「世智弁聡(セチベンソウ)なるよりも 鈍根なるようにて
 
               切に志を発する人 速やかに悟を得るなり」 と言っている
 
つまり たとえ鈍く見えようとも 物事を真剣にとらえ 堅い決心した人のほうが
 
少々の世知にたけた人より伸びるということだ
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15