つ じ 説 法

 
           <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」  佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」  ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
                          
                                  など、 主要新聞記事を含む
 
 
   一円相(いちえんそう)                     2017年01月01日 NO・275


平凡に見えるものこそ 実は一番むずかしい



<解説>

「熊野(ゆや)」と「松風」は 能のうちでも地味な味わいを持つもので

見つけない人には正直いって面白くない

ところが 金春禅竹(世阿弥の女婿)は

「此二の体ぞ能の本意無常なるべき」と

その一見平凡さを絶賛している


『碧巌録(へきがんろく)』に出てくる一円相ということばも

平凡の非凡を言わんとしている


禅僧が色紙に筆で一つの丸を描く

これが一円相で 円とは完全無欠を意味している

たかが丸一つにすぎないと思って真似して描いてみても なかなかむずかしい

加えて じっと丸を見つめると 心象の中で円はさまざまに変化し 見飽きることがない









 
 
 
  


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最終更新日:2017/01/01