つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「観念(かんねん)」                2009年10月15日 NO・105
 
 
真理に思いをめぐらせば 執着から解き放たれ諦めがつく
 
 
<解説>
 
物事を諦める あるいは覚悟することを われわれは 「観念する」 という
 
この 「観念」 なることばは ヨーロッパから渡来した哲学用語と思われているが 
 
もともとは仏教用語である
 
 
仏教では 仏の姿や 真理の実相にひたすら思いをめぐらすことを 「観念」 と呼ぶ
 
「観念」 の結果 迷いの霧が晴れ 真理が明らかになる
 
明らかになれば すべての執着から解き放たれ諦めもつく
 
「観念する」 を 「諦める」 と 同義語に使うのはこのためである
 
だが われら凡人は 真に観念することがいつもむずかしい
 
 
 


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最終更新日:2010/11/15