つ じ 説 法

 
           <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」  佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」  ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
                          
                                  など、 主要新聞記事を含む
 
 
   画餅は飢えを充たさず                2015年04月15日 NO・237


先生の教えは 絵に画いた餅である
 
  
<解説>

他人に気安くものを教えることの是非について

香厳(こうげん)和尚の修業時代の逸話を紹介しよう


香厳が師と仰いだのは 潙山(いさん)であった

ところが この潙山師は いつまでたっても何も教えようとしない

しびれを切らした香厳は「どうか教えを」と懇願した

すると潙山は

「儂(おれ)の考えを教えたところで いったい何の足しになるのだ」と一蹴し

「画餅は飢えに充つべからず(絵に描いた餅が腹の足しになるか)」と言った


潙山のことばに打たれた香厳は のちに自分で悟りを開いた

わたしは潙山に 子の成長を願う親のあるべき姿を見る








 
 
 
  


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最終更新日:2015/04/15