<参考書籍>
・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
など、 主要新聞記事を含む
死せざる先にと切に思うて・・・
2015年03月15日 NO・235
学び始めるのに 遅すぎるということはない
<解説>
人間は中年を過ぎると 何かと事を始めるのを億劫がる
新しいことを学ぶにしても どうせ今から始めても
死ぬまでにろくなことはできないと思ってしまうからだろうか
道元禅師は「正法眼蔵随聞記」の中で
「死せざる先に悟りを得んと切に思うて 仏法を学せんに
一人も得ざるは あるべからざるなり」と言っている
死ぬ前に何とか悟りをひらきたいという意気込みがあれば 必ずひらける
六十 七十の手習いでも 途中で終わると思わずに励めば
逆にやりとげないうちは死ねないし 実際に死なないものだ
最終更新日:2015/03/15