<参考書籍>
・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
など、 主要新聞記事を含む
「後には汝がために不是(ふぜ)あらん」
2014年11月01日 NO・226
今 良いと信じていることが 後で 害になることがある
<解説>
ある僧が 仏舎利と仏像をおさめた箱を一生懸命拝んでいた
それを見た禅師が 「無益なことだ」 と忠告した
そう言われた僧は当然怒った
禅師は 「とにかく箱を開けてみよ」 と言う
開けると 中には毒蛇が入っていたという
これは 『正法眼蔵随聞記』 に出てくる話だが
わたしたちにとっては 格好の教訓になる
というのは わたしたちは これで良いことだと信じてしまうと
その後は全くなんの疑いも持たずに盲信してしまう傾向があるからだ
最終更新日:2014/11/01