<参考書籍>
・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
・ 新 潮 社 「仏教とって おきの話」 ひろさちや 著
・ 淡 交 社 「禅語にした しむ」 小堀卓巌 著
など、 主要新聞記事を含む
「生きながら死人となりて」
2014年07月01日 NO・218
一度死んだつもりになれば こわいものはない
<解説>
ある会社が倒産したとき その社長が
「一番辛かったのは 倒産の恐怖におびえているときだった
倒産してしまってからは せいせいして楽な気分で事後処理にあたれた」 と語っていた
こういう話を聞くと 至道無難(しどうぶなん)禅師の有名な歌を思い出す
「生きながら死人となりはてて思いのままにするわざぞよき」
この意味は 死が怖いというのは死がまだやってこないからであり
人間 一度死ねば二度と死なない
一度死んだつもりになれば 怖いものはなくなるというわけだ
死んだつもりになれば 出来ないことは何もない
最終更新日:2014/07/
01