つ じ 説 法

 
          <参考書籍>
 
            ・ 講 談 社 「禅語百話」 佐藤俊明 著
            ・ ごま書房 「一日一禅」 ひろさちや 著
            ・ 新 潮 社 「仏教とっておきの話」 ひろさちや 著
            ・ 淡 交 社 「禅語にしたしむ」 小堀卓巌 著
                         
                                 など、 主要新聞記事を含む
 
 
   「一休の遺偈(ゆいげ)」             2012年04月01日 NO・164


堂々と死んでいきたい
 
  
<解説>

「須弥(しゅみ)の南畔(なんばん)誰か我が禅を会(え)

虚堂(ぎどう)来るも 半銭に直(あたい)せず」---この世の中でわたしの禅をわかる人間はいるか

中国の高僧・虚堂が来たところで 一銭の値打ちもない


この一休の遺偈はすさまじい

ふつう 禅師といえども 死にのぞむときには必要以上に謙虚になり

ことさらに悟りを強調するものだが 一生を臨済宗の革新に献げた一休は

おのれこそ真の禅者だという

絶大の自信があって こんな遺偈を残したといえる


一所不在 みずから狂雲子と号した行雲流水の人であるだけに 恐れるものは何もない




                          
 
 
 
  


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最終更新日:2012/04/01