おだやかなことばづかいが こころの修養になる
<解説>
悲しいから泣くのではなく 泣くから悲しいのだといった人がいる
腹を立てて声を荒げていると ますます心が波立ってくるものだ
ことばや振舞いは 心のかたちを正直にあらわす
トゲトゲした物言いは ささくれだった心のあらわれであり
乱暴な振舞いは その人の中にある悪心のためだ
ことばがおだやかで 行いもゆるやかな人は その心も安らいでいる
心 ・ 語 ・ 行の三つは お互いバラバラなものではない
心の修養などとむずかしく考えずに まず態度やことばをおだやかにすることが
最初であると禅者は言う
|